減額交渉(一括返済)1

債権者との直接交渉

借金を全額返済して終わらせたい!

「全額返済して借金を終わらせたいが、一回で用意出来る金額に限りがある。」という方は、ぜひ債権者と交渉を行って下さい。

交渉する?といってもピンとこないかもしれません。まずは、準備することからはじめましょう。準備するものは簡単です。債権者から送られている最新の督促状を見ます。

(毎回送られてくる督促状にうんざりして、開封もしないでゴミ箱へという気持ちも分かりますが、督促状はしっかり見ましょう。現状を把握することが大事なのです!)

督促状には決まりがあります。法律によって記載しないといけない項目があるのです。このような書面を俗に21条書面と言います。全ての項目を記載は出来ませんが、重要な箇所をピックアップしますね。

契約年月日・貸付けの金額・貸付けの利率・支払を催告する金額・支払を催告する金額の内訳(元本、利息及び債務の不履行による賠償額の別をいう。)

小難しい言葉が出てますが、要は「いつ契約したの?いくら借りたの?金利は何%?請求額の内、借りたお金(元金)・それに対する利息・返済が遅れている事により延滞利息はいくらなの?」っていうことですね。

これらを把握したら、交渉手順を考えましょう。

債権者が妥協出来る点は、返済が遅れてどれくらい経過しているか?にもよりますが、最低は元金確保ではないでしょうか。あるいは、元金+通常利息も考えられますね。元々、お金を貸した対価として利息収入があるのだから通常利息はもらわないと慈善事業になりますよね。

延滞利息についてですが、これはバッサリ免除してもらいましょう。

例えば、元金50万円+通常利息7,500円+延滞利息40万円=計907,500円の請求があれば延滞利息が全体請求額の44%も占めています。

とはいえ、延滞利息が40万円まで膨れ上がる期間返済をしていない、または、返済しているが利息充当だけの少額であるというのも問題ですが、借りた時と返済中の状況が変わってしまう(職を変更して収入が減った・家族が増えて出費が増えた等)というのは仕方がないことです。債権者も理解してくれるのではないでしょうか。

ちなみに上記の請求例ですが、元金50万円に対して延滞利率20%で計算し、4年間返済無しを想定しています。    元金50万円×延滞利率20%×4年=40万円

ここでは詳しく説明しませんが、短期の消滅時効というものがあり、最終入金日(最後に返済した日)から5年以上経過していれば債務者は時効を援用して債務を0にすることができます。(時効の援用とは、債務者自ら債権者に消滅時効の期間を満了していると申し出ること。)

消滅時効については、民法改正がされてますので改正民法第166条を参照してください。また、最終入金日から5年以上経過していても、時効の中断事由(債務名義取得等)があれば消滅時効は完成しない場合や、消滅時効の完成期間が10年に延びます。

話を戻しますが、仮に時効の中断事由がなく、最終入金から4年経過した顧客より完済申し出があればどう思うでしょう?

債権者は、かなり大胆な利息カットをしてまで完済(入金)へ導きたいと思うでしょうね。だってあと1年経過して消滅時効を援用されると、元も子もないですもんね。

逆に債務者側は、あと1年なんとかしのいで5年経過したら消滅時効を援用しようとは思わないで下さいね。

お金は返済することを条件に借りてますし、もしその1年の間に債権者から訴訟・支払督促等を申し立てられて債務名義を取得されると、消滅時効を援用出来るまでの期間が大幅に延びます。

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